人にウケることは、人に受け入れられること。でも依存性もあり危険
どんな本なの?
地球はやんわり悲しみに満ちている。
(幻冬舎 公式サイトより)
だから人は明るく生きようとするのです。
飛騨高山で生まれた気の小さい少女は、大小様々な出会いや経験を積み重ねて、“国民の叔母”清水ミチコとなり、武道館に立つまでになる――。主婦にして稀代のエンターテイナー、初めての自伝エッセイ。
清水ミチコさん
いい言葉がもらえたから、いい人なのか?
いい人だから、いい言葉がもらえるのか?
どっちなんでしょう?
テレビなどでお見かけする清水ミチコさんは、面白いです。
そして何より、人に対する優しさや眼差しも素敵ですね。
幼少の頃から、
素敵な人との出会いが
彼女を作ってきたんですね
しかし、この本を書いたきっかけは
2020年あたりからコロナの蔓延により、ヒマで時間を持て余したこともありますが、死というものを身近に感じて、自分史をまとめておきたくなったことから、この連載が始まりました。
(あとがき)
決して、明るい動機ではありませんでしたが
そこは、みっちゃん。素敵な自分史になります
私自身が悩んだ時や落ち込んだ時に、大先輩たちに教わったことや、いろんな本に書いてあった言葉、家族や友人たちがかけてくれた声が、背中をそっと押してくれたからです。
(フミちゃん)
また私はそういう言葉を貰ったら、ちまちまとメモをしてきたので、常々(もらった言葉が日の目を見ずに死んでいくってのも、もったいない話だな〜)と思ってたんですね。
そう、著者がもらった、嬉しい、前向きになれる言葉ばかりを集めた1冊です。
元気にならないはずはありません。
芸能人の素顔も
垣間見れますよ
元気になりたい時、落ち込んだ時にいかがですか?
いい言葉は、人を元気にします
今日は、その中から、芸人らしいエピソードを紹介したいと思います。
人に「ウケた」ら嬉しいけれど、もっともっと「ウケ」たいは、危険と知ろう
私見ではありますが、この言葉(「ウケた」「ウケない」)は単に誰かを「笑わせた」あるいは「笑わせることができなかった」という意味だけではなく、自分が「誰かに受け入れられた」「受け入れてもらえなかった」という気持ちが下地としてあって、「ウケた」「ウケない」という言葉として定着したんじゃにかと思うのです。
(しのぶちゃんとゆうちゃん)
みっちゃんが初めて
「ウケた」という経験をした
お話です
武道館を笑いの渦に巻き込む著者ですが、初めて人に「ウケた」と実感したのは、小学生の時。
近所のしのぶちゃんとゆうちゃんの男の子の兄弟
以前、歌っていた替え歌をもう一度聞かせてくれと言いました。
歌ってあげると、ゲラゲラ大笑い。
最後に「やっぱり面白かった〜、ありがとう」と言って帰っていたそうです。
目に浮かぶようですね
私もそこにいたかったなぁ
面白かったら、拍手したり、大笑いすることは、「私は、あなたを受け入れてますよ」のサイン
確かに、誰かに受け入れられることほど、嬉しいことはありません。
これからは、大いに
笑おうと思います
しかし、笑ってくれるうちはいいのですが・・
刺激を受けているあいだは幸せなのだけど、ライトが当たらなければ、自分が消えてしまうように感じ、日常のささいなことにも関心が持てなくなり、楽しめなくなってくる。
(応援演説)
『一度知った(ウケた)快楽』はやめられなくなると、著者も先輩芸人から言われます。
拍手や笑いは、快感をもたらし、やがて依存していく・・・
ウケなかった時こそ
きを引き締めなければ。
もっともっとと、
他人に笑いの強要するようになったら
かえって笑えないレベルになってしまうのね
「ウケる」「ウケない」は、他人に依存している状態だと著者は言います。
たとえ、その時、ウケなくても、自分が全否定されたわけではない
どこか冷静になる必要性があること学びました。
芸人でもある著者の言葉、説得力があります。
場所や、年齢層を変えたら
ウケることもあるからね。
落ち込みすぎないで!
まとめ
・ウケることは、あなたを受け入れているよのサイン。面白い時は、大いに笑おう。
・ウケなくても、自分を全否定することはない。たまたまかもしれないんだから・・
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