幸せそうな人を見ると攻撃したくなる「臨床の砦」で考える

夏川草介

自分だけ不幸だと感じる時は、周りを少しみてみよう

公開日 2022年11月13日
更新日 2023年12月 6日

羨ましい相手を攻撃したいと思う気持ちは人間だもの・・でもやっぱりそこは踏みとどまろう

こがねの
こがねの

こんにちは

ようこそいらっしゃいました

今日の本はこちらです

今日の本

夏川草介著  臨床の砦

いずみくん
いずみくん

どうして自分ばかり
こんなに辛いんだろう
って思うことありませんか?

ありますよね、そんなこと。

特に自分の体調が悪い時、元気な人を見ると「なんで自分ばかり・・」

な〜んて、日頃の自己管理の悪さを棚に上げて思ってしまいます(笑)

SNSで幸せそうな人を見ると攻撃したくなる

ブログやSNSでも自分と全く違う境遇の人

「お気楽そうで・・」

と、攻撃している文章に出くわすことがあります。

そんな時、思いませんか?

こっちはこっちで大変だよぉ
お気楽なのは、あなたでしょ😤

この話の舞台は、まだ新型コロナウイルス感染症が未知の病だった頃の医師たちの奮闘の話です。

まだその頃、全国の医師たちは、連携も情報交換もできていませんでした。

病院ごとに孤立した状態で治療にあたるしかありません。

そんな時、一人の医師が見つけたコロナ患者に関する論文が、この信濃山病院のスタッフたちを勇気づけます。

自分だけが辛いと思えば、人を攻撃するようになる。自分だけが辛いのではないと思えば、踏みとどまる力が生まれる。

(砦)

世の中の患者も家族も医療スタッフもみんな辛いんだと論文で知ったおかげで、

互いを攻撃せずに治療ができたといいます。

相手の境遇は、時に大きな励みになります

特に目の前の人なら尚更です。

だからこそ目に見えない見知らぬ人が
余計羨ましく見えてしまうのかもね

でも、そこはやはり、目に見えようと、見えまいと同じ。

そんな時こそ想像力!

攻撃したくなったら「あの人もあの人なりに大変な思いをしているのかなぁ」想像し、踏みとどまる

事情もよく知らず、人を傷つけることは、できれば避けたいものです。

常にこの発想、忘れないようにしたいと思います。

じゃあ、羨ましい・・って思うのはダメなの?

そこは、人間だもの!

自分だけ惨めだなぁと思う日は365日のうち、幾度となくあるのが当たり前。

そんな時は、解決策探ったり、じっとして時が過ぎるのを待てばいい・・

なんていうけど、やっぱり

「あの人はいいな」と思ってしまう気持ち無理に止めなくていいと思うのです。

だけど、

気持ちがドロドロしている時は、SNSやブログなど発信系には絶対に近づかない

毒吐きそうです

攻撃は新たな憎しみを生みます。

もっと自分を傷つけることになるかもしれません。

決して、口外しないこと・・もう墓場まで持って行きましょう!

これこそが
『踏みとどまる力』ね!

努力します

本について

本のデータ

著者 夏川草介 出版社 小学館
発行日 2021年4月23日

小さな病院は命がけでコロナに立ち向った。
『神様のカルテ』著者、最新作!
感染症指定医療機関でコロナ禍の最前線に立ち続ける
現役医師が自らの経験を克明に綴った記録小説!

(小学館 公式サイトより一部抜粋)

新型コロナウイルス感染症
情報がない上、亡くなる人がいて
恐怖でしたね。

それ以上に怖いのは、
人の心だった・・と、
感じずにはいられないお話です。
自粛警察・・いたよねぇ。

コロナも落ち着いた今、医療現場では何が起きていたのか?

また、違った角度からあの2年間を振り返ってみるのも大事なことかもしれません。

「臨床の砦」の方が先に出版されてますが、レッドゾーンの物語の続きです。

どちらを先に読むかは、お好みで。

臨床の砦 | 書籍 | 小学館
『神様のカルテ』著者、最新作!感染症指定医療機関でコロナ禍の...

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