老後資金を貯めるだけでは老後は乗り切れないと知る1冊
どんな本なの?
全米注目のミリオネアが教える、究極のカネ・人生戦略。
(ダイヤモンド社 公式サイトより)
「今しかできないことに投資する」「タイムバケットにやりたいことを詰め込む」
「若いときにはガレージから飛び降りる」……など、
人生を豊かにするために、私たちが心に刻むべき9つのルールを紹介。若ければ若いほど、人生の景色をガラリと変えられる一冊。
『DIE WITH ZERO』
ゼロで死ね
一体どう言うことなんでしょう?
若ければ若いほどとありますが、
むしろ中高年におすすめしたい1冊。
間に合って良かった〜って思えますよ
みなさん、老後に向けて、貯蓄していますか?
世の中、2000万円問題など、老後資金の貯蓄方法や不安の声にあふれています。
不安ですよね!
この本、老後資金の話のようですが、『ゼロで死ね』ということはどう言うことでしょう。
まず、この本のテーマは、こう掲げられてます。
ただ生きるだけでなく、十分に生きる。
(ルール1 「今しかできないこと」に投資する)
経済的に豊かになるだけではなく、人生を豊かにするための方法を考える。
誰でも願っているような気がしますが・・
そのために老後資金を貯めるのではないでしょうか?
しかし、『ゼロで死ぬ』とは、貯蓄とは、正反対な考え方。
つまり、
貪欲に、今、手元にあるお金を貴重な経験に変え、死ぬまでに、全てのお金を使い切ってしまおう
と言っているのです。
せっかく貴重な時間と労力を費やして稼いだ金を、生きているうちにできる限り使い切って欲しいと思うのだ。
(「ゼロで死ぬ」は効率の極み)
現実問題として、
ゼロで死んだら、
遺された者に恨まれそうですが・・
手続きとかありますもんね。
日本の制度とは違う部分も
あるので、考え方だけでも
取り入れてみては?
これらについて、踏まえた上で、
今日は、その中から、なぜ、少しでも若いうちに経験を増やすのか?
考えてみたいと思います。
この本は、お金の使い方や経験の増やし方は年代別になっています。
また、効率的な貯蓄、寄付、子供への相続なども、なかなか興味深い発言をしています。
ぜひ、著者の考え方に一度触れて見ること、おすすめします。
目から鱗ですよ
80代になったら、思い出だけで生きていけるからお金はいらない?
年齢を重ねるごとにお金って使わなくなるという現実
金を使いたいと言う意思はあるものの、年を重ねるごとにやりたいことが変わり、意欲も薄れていくことだ。
(祖母にあげた1万ドルのゆくえ)
定年になったら、
・豪華客船で旅をするぞ〜
・本をたくさん読むぞ〜
なんて、いろいろ、楽しい計画をしている方も多いかと思います。
しかし、著者は、年齢を重ねるごとに、できることが減ってくるといいます。
実際、著者、おばあさんに
1万ドル(約150万円)あげたのに、
死ぬまでに使ったのは、
たった50ドルだったそうです。
年齢を重ねるごとにお金を使う意欲がなくなるという現実が待っているのです。
「いつ使うの?」
「今でしょ」
って話になりますね
どうして著者はそこまで「経験」にこだわるのか
80代に使うべき金の一部を50代に回すことが、人生を豊かにするための賢明な判断だといえる。
(金の価値は加齢とともに低下する)
80代になったら、
そんなにお金を使わないから
50代で少しぐらい使っても
大丈夫と言うことですね
物価高や医療費なども
あるから、日本の場合、
そこは、ちょっと要注意かな?
でも、どうして、そこまで経験することにこだわるのでしょう?
それは、
『経験は私たちに、尽きることのない「配当」を与えてくれるから』
「配当」ってなんだろう?
金を払って得られるのは、その経験だけではない。その経験が残りの人生でもたらす喜び、つまり記憶の配当も含まれているのだ。
(経験を増やすと、雪だるま式に幸せになれる)
みなさんも経験ありませんか?
テレビなどで、行ったことがある場所が映ると、その時の思い出がパァ〜っと広がること。
つまり、著者は、年齢を重ねると、なかなか思い通りに行動できなくなる。
それなら、その時は思い出の中で生きていけばいいじゃん
って、言っているのです。
ガーン😨
老後のために、今から、「思い出」をたくさん作っておこうということだったのですね。
想い出だけじゃ生きていけない♪
by テレサ・テン
中高年が今からできること
わかるんだけど、ちょっと、将来の展望が暗い!
80代でも思い出が作れるほどの体力、備えておきたいと思います(笑)
しかし、確かにできなくなることが増えてきたことを実感する中高年。
金を無駄にするのを恐れて機会を逃すのはナンセンスだ。金を浪費することより、人生を無駄にしてしまうことのほうが、はるかに大きな問題ではないだろうか。
(今しかできないことに、惜しみなく金を使え)
多額の借金をしてまでとは言わないけれど、
ある程度払っても大丈夫なお金があるのなら、
今、迷っていることがあったら、思い切ってチャレンジする方を選んで良い。
そんなことを学んだ1冊です。
今、すぐ本当にやりたいこと
大切なことをしましょう
全ては老後楽しむ思い出のために!
思い出に、老後資金・・・
老いるのも、準備がたくさん必要ですね(笑)
お互い、悔いのないよう
頑張りましょう!
まとめ
「ゼロで死ぬ」は、老いた時に心の支えになるような「思い出づくり」にお金を使おうということ。
迷っているのなら、取り返しのつかないこと以外なら、経験してしまおう。
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