やはりお葬式は大事。やっぱりお金かけないと・・
こんにちは
今日の本はこちらです
長月天音 著 『ほどなく、お別れです 思い出の箱』
<第三話 故郷の風>
親戚ってありがたいけど
時にうるさいね
葬儀はあくまでも、遺族の区切りの機会。外野の声はほどほどに・・
<今日のことば>
心から故人のことを愛する家族や、ごく近しい人々で営む葬儀ならば、きれいごととして終えられると思っています。よけいな人が加わるから、見栄や、いらぬ気遣いでご遺族は疲弊する。仮にそれを求めるならば、いっそのこと、とことん盛大にすればいいと思います。故人はこれだけ慕われていたのだと、集まった人々に見せつけ、きらびやかに祭壇を飾り、高い通夜料金でもてなす。
(第三話 故郷の風)
アラカン世代ともなれば、なんらかの形で葬儀に関わったことがあるでしょう
私の周りの高齢者たちも家族だけで見送ってほしいと口にします
この<今日のことば>も妻と亡くなった夫の姉との間で、葬儀について、ぎくしゃくします
家族で静かに送りたい妻と、そこそこ立派なお葬式をしたい姉
私の友人も親の葬儀の際、親戚にあれこれ言われたと言います
「『これしないと、成仏できない』とかさ、あまりにも真剣なの
もう、自分の今までの行いの罪滅ぼしでもしたいのかと思ったわ〜
それも、人のお金使ってさっ」
どんどん吊り上げられた料金に、ほとほと困ったと笑ってました
普通に生きてきた人なら、そんなにお金をかけなくても、
きっと次の世界にヒョイっと行けますよね?知らんけど・・
やはり、生き方、大事ですね
そして、罪の意識を感じているなら、ご自身のお葬式でリベンジしていただきたいものです(笑)
この物語の中で、葬儀は、遺族にとっての『区切りの儀式』だと、何度も語られます
「直葬でいいよ」って、場合によっては、いつまでも家族に後悔の念を抱かせてしまうかもしれないということを知りました
じゃあ気の済むように、してもらってもいいのかな
もう預かりしれないことだし
だけど、小さな葬儀で十分な生き方、していかなくっちゃ
自身の葬儀を考えることは、これからの生き方を考えることだと、改めて思いました
ぜひ、このシリーズ、手に取って、考える時間にしてみてはいかがでしょう
これからもっと新しい形の
お葬式が出てくるかも。
急いで決めなくてもいいですよね
本について
入社して早二年、葬儀場の繁茂期である冬が訪れようとするころ、人員不足の現場に、大手葬儀場での勤務経験がある木暮千波が入社する。社長の甥でもある木暮は、坂東会館の現状に不満を漏らし、改革を断行しようとする。
(小学館公式サイトより一部抜粋)
グリーフケア小説として大反響のロングセラー「ほどなく、お別れです」シリーズ最新作!
葬儀社も葬式の多様化で
経営も大変なようです
お仕事小説の色が
今までより濃いかも・・
葬儀って実は遺族のために
あるのね。区切りをつける
機会でもある葬儀。
自分のスタイルも活かしながら
考えていきたいな
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