群ようこ『ぬるい生活』を読んで、年相応の洋服について考えた

群ようこ

どうして、若者のファッションを真似ると、痛いと言われるんだろう?

こがねの
こがねの

こんにちは
今日の本はこちらです

今日の本

群ようこ 著 ぬるい生活

いずみくん
いずみくん

大人のファッションについて

洋服も年齢に見合った体力気力があってこそ着こなせるもの。大人は、品格でカバーしよう

<今日の言葉>

彼女の感想は、年甲斐もないから着るなと言う意味とは違う。我慢をしていても、若い人は体力があるから、それが表に出ない。しかし中高年になるとさすがに体も正直に反応するし、内面が表情に出るから若い彼女の目に、無理をしていると見えてしまったのは、やっぱり当人が精神的にか肉体的にか、どこかに問題を抱えているからなのだろう。

(同上)

好きな服着てるだけで、悪いことしてないよ♪』

は、プリンセスプリンセスの歌

でも、やはりどこか気になる年相応です

同い年で、コスプレを趣味にしている人がいます

話を聞いてみたら、それなりのクォリティーを保つためには、相当な努力も必要なんだとか

ウエストなんて、もう、細〜いのなんの

でも、努力も含めて、本人が楽しいなら、それで良し!

悪いことしてないよ〜♪

しかし、<今日の言葉>を読むと、それはそれで体に相当な負担をかけていることに気づかされます

コスプレをしていない私だって、ほんの少し前の服に違和感を持つことがあります

明かに体型が変わったこと突きつけられる瞬間です😱

この言葉は、著者が、還暦前後の女性がデザイン優先の服を着ることをどう思うか、ファッション関係の仕事をしている30歳の女性に聞いてみたときの話です

「うーん あれは痛々しいですよね」

よく言うあの意味ではなくどこか身体が悲鳴をあげているように見えるというのです

重みとか素材
思い当たる節ありますよね?

別の知人の話

40代の頃、大人の化粧品が嫌で、20代のものを使用していたところ、散々な目にあったと言います

やはり、若者の洋服や化粧品は、それ相応の体力があってこそ扱えるモノなんですね

じゃあ、色々諦めなければいけないのでしょうか?

著者は

私がいちばん必要だと納得したのは、「品」である。

つまり、

「品」のある着こなし、言葉遣い、思いやりを身にまとうことこそ大事だ

と著者は言います

確かに、体力や気力に見合った服を着ている方が、精神的にも余裕が生まれそうですよね

かえって、若々しく見えるかも・・・

この文章を読んで、無理するの、ホントやめようと思いました

これからは、身体と相談しながら、無理のない、でも、好きな、選んでいきたいなと、思います

人格でカバーよ!

本について

本のデータ

著 者 群ようこ
出版社 朝日新聞出版社
発行日 2010年2月5日

いつまでも20代の心のモノサシで生きていたら大変。歳を重ねるにつれ、体調不良、心の不調など、問題は出てくるもの。そんな自分をそのまま受け止めて、ぬるく過ごす日常。とかく無理しがちな現代人必読の、“頑張らなくてもいい”と思えるエッセイ25編。

(朝日新聞出版 公式サイトより)

著者がアラカンの頃のお話
『ぬるい生活』
私もシフトしていかないと

朝日新聞出版 最新刊行物:文庫:ぬるい生活
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