投稿日 2023年1月6日
更新日 2023年4月20日
憶測こそ幸せな日々を作り出す知恵。三日坊主も報われる？
著者 ヨシタケシンスケ 出版社 光村図書出版
発売日 2022年12月5日
どんな本なの？
この本は、著者の憶測の記録９０話と『あちこちで描いた小さいお話』が集められた１冊です。
あなたが、日々の暮らしの中でつい、ものを言ってしまった時、そしてそのことを責められてしまった時、自らをなぐさめ、勇気づけられるために、この本が役立ってくれれば、こんなにうれしいことはありません。
（帯より）
まず憶測とは・・・
明確な根拠もなく、自分の想像で勝手に推測すること。また、そうした推測。
（本文より）
ヨシタケシンスケさんが挑んだ、まさに、人類初『憶測の見える化』
例えば、
・動物が無言でいる理由は？
・もしなんでも『セルフ』になったら？
きっと、専門家なら明確な答えを出してくれそうなことも、ちまちま考える。
ちょっとした娯楽です。
みなさんも
お時間を持て余した時に
ぜひ試してみたらいかがでしょう？
とんでもないアイディアに
結びついたらいいねぇ
それにしても、この本を読むと、
人間、色んなことを想像し、考えているなぁと思います。
ホントくだらないことから、重いテーマまで・・
疲れるのも
当たり前よねぇ（笑）
特に他人のことに至っては、ほぼ外れているという事実
なのに勝手に憶測して、喜んだり、怒ったり、泣いたり、恨んだりしてます。
事実はご本人にしか
聞くしかありません
そんなことに気づかされる本よね
・人って、こんなこと考えるのか ・この考え、変じゃない？ ・こんな風に考えてみても、いいんだ・・・
一緒に憶測してみたら、
きっと新たな発見があると思います
まずは、著者の憶測にツッコミながらでも、
憶測の時間を楽しみ、ちょっと肩の力を抜いてみる・・・いかがですか？
今日はそんな９０もの『憶測』の中から『夢の跡』について考えてみたいと思います。
リサイクルショップは、三日坊主を証明する場所。でも誰かの挑戦を応援する場所でもある
『夢の跡』
著者の娯楽の１つが「大型リサイクルショップに行く」こと。
なぜなら
この場所を「誰かが途中でやめちゃったものミュージアム」ととらえ、人々の「夢をかなえるはずだったもの」を鑑賞するのです。
（夢の跡）
思い当たる節ありませんか？
運動系、語学系、そして音楽系・・・
道具から入るタイプですか？
揃えるのもワクワクするのよね
それを使いこなしている自分を
想像するのもね。
特に著者のイチオシは『楽器コーナー』
ああ・・前の持ち主は誰みたいになりたかったんだろう・・
（同上）
そして今、その人は何になったんだろう・・
楽器って、見た目と違って
地味に練習きついから
僕も挫折・・地味に繰り返してます
でも、もしかしたら、売った人は、楽器よりも、
本当に自分がやりたかったものを見つけたのかもよ・・なら、良かったね！
そしてまた、それを買いに来た子が
大物ミュージッシャンになるかもしれません
高い楽器なんて、手に入らないものね。
誰かの挑戦を応援する場でもあるんだ
いいねぇ〜
ものごと、続かなくても大丈夫。トライして向かなかったことがわかったという貴重な経験。
そして、それが後に続く人の挑戦のきっかけになることもある。
はぁ、大型リサイクルショップにも、こんなに楽しい憶測の世界が広がっているんですね。
ステキな憶測は、平凡な日常をほんのちょっとだけ、幸せにしてくれます。
いいですね、憶測。素敵な時間の過ごし方教えてもらいました。
憶測してたら、想像力豊かになって
長編小説書けるかも・・
有名作家になれるかも・・
さあ始めましょ！
この本で学んだこと
・憶測は、時に楽しい暇つぶし。ただし、他人に対する憶測は、案外ハズレている
・その挫折も次の人の輝かしい未来につながっているかも。次、行ってみよう！
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