「今日もまた無駄な時間を過ごしてしまった」という後悔をしないために
著者 小林弘幸 小学館
発行日 2020年1月30日
どんな本なの？
医療や健康に関する情報は玉石混淆。
例えば、朝食を食べる、食べない。炭水化物を抜く、抜かない。
まったく正反対の行動にもかかわらず、どちらも医者たちが正解を主張し合っています。すべての答えが本書にあります！
自律神経の名医が、様々な不摂生に対する「医学的に正しいリカバリー法」を、自身の経験も交えながら解説します。
食べたいように食べていい。飲みたいように飲んでいい。
（小学館 公式サイトより一部抜粋）
健康のためだけに、好きなもの、やりたいことを断つ人生など真っ平だ！
副題は、「なぜ自律神経の名医は超こってりラーメンを食べ続けても健康なのか？」です。
食事に関する情報が多すぎて、困りますね。
同じ食品でも
見解は様々です
「こってりラーメン」なんて、きっとどの食事療法でもアウトでは？
しかし、医師である著者は、存分に楽しむそうです。
なぜなら、我慢すると『自律神経が乱れる』から・・・
ストレスによる
自律神経の乱れの
悪影響のほうが怖いそうです
ラーメン好きには、たまらない一言ですよね。
食べた後の『正しいリカバリー方法』さえ守れば、何を食べてもいい
是非とも、本に書いてある『正しいリカバリー方法』を学んで、美味しいものを存分に楽しんでくださいね。
今日は、その中から
『23「 電車の中でスマホ」でもOK』
『28 「サザエさん症候群」の原因』
より、無駄な時間を過ごしてしまった後悔について学んでみたいと思います。
『今日もまた、何にもしなかった』
と、思う日ありませんか？
無駄と思われる時間も目的意識をもてば、達成感が得られる
「１分１秒たりとも無駄にできない」と思うことが強迫観念となって、ストレスを溜めてしまうのではないかと危惧しています。
（23「 電車の中でスマホ」でもOK）
ビジネス書などに
『移動時間を有効活用せよ』
とありますよね。
電車の中で、ゲーム、ネットサーフィン、ただただ惰眠を貪る・・
な〜んてしていると、降りた後、なんとなく時間を無駄にしたような気がします。
他にも週末・・・
ダラダラしてて、気がついたら、夕方だったことも
せっかくのお休みなのに
何にもできなかった・・
と、後悔する日ありませんか？
ビジネス書にある、活動的な言葉を思い出して落ち込みます（笑）
しかし、著者は、
問題なのは、「ああ、またスマホでゲームをして、無駄な時間を過ごしてしまった」と落ち込むことなのです。後悔はストレスとなり、自律神経を乱してしまいます。
（23「 電車の中でスマホ」でもOK）
自己嫌悪を引きずって、
睡眠の質を落としてしまうので、
なかなか疲労が抜けないそうです
では、どうしたらいいのでしょうか？
時間を上手に活用するために必要なのは、「移動時間に何をするか」という「目的」を明確化することなのです。
（23「 電車の中でスマホ」でもOK）
移動時間なら、
・ゲームを全力でする時間
・足りてなかった睡眠時間を補う時間
と、目的化してしまえばいいと著者は言います。
お休みの場合も、
「予定通りのダラダラした日」を終えれば、後悔どころか、達成感を覚えます。
（28 「サザエさん症候群」の原因）
とにかく、１番、良くないのは、「何となく〜した」という状態。
つまり、
最初から、予定として入れてしまえば、後悔しない
テレビやネットを見る時間も
予定にしっかり入れる
中高年ともなれば、体力も落ち気味・・・休息の時間も必要となります。
ドラマ見たり
昼寝したりね
そんなときは、後ろめたい気持ちにならないこと。
体を休めるために休息していると目的意識を持って、堂々と時間を過ごしていい。
そんなことを学んだ１冊でした。
堂々とダラダラしましょうね。
自律神経のために！
まとめ
・ダラダラ時間を過ごすと決めて、ダラダラ過ごせば、自己嫌悪に陥らない
・一見、生産性のないことでも、全力で取り組めばスッキリする
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