ジェーン・スー「おつかれ今日の私」で学ぶ 悪口への神対応

ジェーン・スー

悪口を言う人は、実は助けを求めていることに気づけたらお・と・な

公開日 2023年1月9日
更新日 2023年1月27日

本のデータ 

著者 ジェーン・スー  出版社 マガジンハウス
発行日 2022年12月8日

どんな本なの?

毎日の生活に、これほど労いの言葉が必要になる日が来るなんて。(中略)とにかく、やさしさを持って書こうと決めた。面白さなんてどうでもいい。今回は仲の良い友達の背中をさするように書こう。

そっと小さな声で「おつかれ」と声をかけるように書く。

(おわりに)

何をとっても先行き不安な世の中を、生き抜く私たち。

こがねの
こがねの

お疲れ様です

今回の作品もそんな世の中を反映してか、人間関係を中心にモヤッとすることに焦点を当てて書かれています。

「うん、うん、わかるよ。そうだよね」

思いっきり肯定してくれるスーさんに救われます。

こがねの
こがねの

モヤモヤな気持ちも
言葉や理由がつくと、

なんだかホッとしますよね

こがねの
こがねの

そして、そんな感情に

「私もそうよ」って言ってもらうと

安心します

私が「おつかれさまでした」を使うとき、いちばんに称えたのは、行動や結果ではなく、相手の存在や状態そのものだ

(「おつかれさま」に込めた気持ち)

「おつかれさま」は、物事、うまく運んだときだけの言葉じゃない。

だから、今日1日頑張った人、誰にでもかけていい言葉。

こがねの
こがねの

まずは自分にかけましょ。

「今日もお疲れ様」

こがねの
こがねの

言いたくないほど疲れてたら、

本を開いて、スーさんに言ってもらおう

それでは、今日は、『大声で心の悲痛な叫びをあげている人』について考えていきたいと思います。

悪口言う人って苦手だけど・・

タクシーに乗ったら・・

観光地で仕事があった著者。

タクシーで向かいました。

しかし、タクシーの運転手さん、
著者が地元民じゃないとみると、
早速、その土地の悪口を言い始めます。

こがねの
こがねの

そこは、さすがエッセイスト。

ニコニコ聞いてました。

世の中、なんでもネタなのね!

思わずくすりと笑ってしまうようなユーモアを上手に混ぜ込みながら、しかし痛烈にこの地を、特に人を批判してきた。(中略)立板に水の如く、一点のよどみもなく悪口が出てくるところを見ると、もう何年も同じことを言い続けているのだろう。

(悪口大会の教訓)
こがねの
こがねの

あらら・・・

そういえば、私もタクシーの運転手さんに

「お客さん、物知らないんだねぇ」
って言われたことある(笑)

こがねの
こがねの

マウント?

男性客なら、ないのかしら?

でも、なんでそこまで悪口を聞かせるのでしょう

観光客なら、楽しみ半減ですよね。

悪口の裏には、こんな気持ちが・・

彼の中で、悪口が盛り上がった頃合いを見計らい、著者は質問します。

そんなにひどい街なら、なぜここから出て行かないのですか?」

(同上)
こがねの
こがねの

わ!痛烈ねぇ。

さすがにスーさんも言ってから、反省したみたい

運転手さん、一瞬で、シュンとなり、一言。

『地元に戻っても仕事がないんだよ』

そして私は学んだ。悪口を言い続けると、「私はさみしい」と言い続けているようにしか聞こえないのだと。

(同上)
こがねの
こがねの

まるで、失恋した時、相手の

悪口を言いまくるような言動ね!

そうか、馴染みたくても、馴染めない鬱憤だったのですね。

自分の不甲斐なさを土地や人のせいにするしかなかった・・

こがねの
こがねの

それもつらいね。

そこまで気持ちが読み取れたら

大人ですね

こがねの
こがねの

大抵は、プンプン腹立てて、
降りてしまいそうよね

じゃあ悪口には、どう対処する?

しかし、悪口聞いている方は、たまったものではありません。

こがねの
こがねの

相槌しづらいです・・

でも、そこで今、相手は
さみしいよ
受け入れてもらえなくて、つらいよ
の気持ちだと読み取れたらどうでしょう?

たとえ、許せなくとも、対処の仕方は、明らかに変わってきますよね。

こがねの
こがねの

そんな時こそ
「お疲れ様です」

「ご苦労されてますね」

「大変ですね」

かな?

悪口の対処法で労いの言葉をかけるとは・・・ね

この一件でそういうこともあるということを教えてもらいました。

もし自分が悪口言いたくなったら?

寂しい、つらい・・の気持ちがないか、そっと確認してみる

そして、正しく伝える。
「私は寂しいよ つらいよ」って。

悪口言われるのも、聞くのも、言うのも、エネルギーすり減ります。

正しく、寂しさは対処いたしましょう。

この本で学んだこと

・悪口言う人の心情は、助けを求めているのかも。お応えするかは別として、心労は重ねないで。

・悪口を止めるには、時に「ねぎらいの言葉」が効くときも

おつかれ、今日の私。
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