自分に起こりうる未来、伝えてほしい?例えば余命とか・・
どんな本なの?
電車の中吊り広告で、泣けると評判の「コーヒーが冷めないうちに」シリーズの4冊目です。
ストーリーとしては、1巻目の「コーヒーが冷めないうちの」のに翌年の話だそうです。
1巻目が終わったら、ぜひ、こちらの作品をお読みになることをおすすめします。
1話完結なので、これだけ読んでも
物語として楽しめます。
ストーリーは
とある街の喫茶店にはこんな都市伝説が
その席に座るとその席に座っている間だけ、望んだ通りの「時間」に移動できる
(プロローグ)
以前、それぞれの心残りを相手に伝えたくて、店に訪れます。
しかし、この店、面倒なルールがあります。
それに納得しなければ、時間移動はできません。
なかなかハードルが高いです。
ルールは5つ
ぜひ、本でご覧ください
それらをクリアして、時間移動した4人のお話です。
今回は、ラジオ番組にもなった『第四話 父を追い返してしまった娘の話』について紹介します。
心温まる話ばかりですので、ぜひ、本を手に取ってみてくださいね。コーヒーと共に
この本の中で、1番、考えさせられた『父を追い返してしまった娘の話』
あらすじ
東京の学校に通う娘に宮城県から会いにきた父。
とにかく娘にとっては、口うるさい存在で、離れたくて東京に出てきました。
あまりに連絡してこないから、
学校に聞いてしまった父。
子どもとしては、最悪ですよね・・
父は、娘の大好物の故郷の土産を持ってきましたが、言い合いになってしまいます。
土産も受け取らず飛び出してしまいました。
2011年3月11日の三日前のことでした。
父とは、それっきりになってしまいました。
もう一度父に会ったら・・・
「3日後、大地震で、津波が来るから、逃げて・・」
と、伝えたいところですが、店のルールの一つ
『過去に戻ってどんな努力をしても現実は変わらない』
そう、お父さんの寿命は変わらないのです。
もしも、未来から来た人から
寿命を聞かされたらどうかしら?
回避できるよう、注意するくらいかしら?
この問題、余命宣告に似ています。ふと考えてしまいました。
私は、あまりされたくない方だと
気づきました。
皆さんは、どうですか?
家族としては、伝えたい。でも、受け止める本人は・・・
なかなか重い問題です。
大切な人と一度、話し合っておくといいお題かもしれません。
その前に、自分の無茶振りが、余命の短縮の原因にならないよう気をつけておくことが大切ですね。
誰もが普段からできることは何だろう?
さて、伝えないとして、できることは何だろうと考えます。
娘は、喧嘩別れしてしまったことをずっと後悔してました。
優しい言葉もかけられず、
怒った顔のまま別れてしまったんですよね
そこで、彼女は、笑顔で別れることに決めました。
(最後にお父さんが見た私の姿が笑顔でありますように・・)
(第四話 父を追い返してしまった娘の話)
いいですよね。
誰にでも言えることで、別れ際こそ大事にしたい。
いつでも会える・・が、難しくなるということがある
そんなことを、ここ数年で思い知らされました。
腹の虫が治らない時もあるけどね。
大事な人ほど、早めの修復かな?
できるだけ、笑顔でお別れすることを心がけたいと思いました。
さて、この親子の別れ際、その後、どうなったでしょう。
続きはぜひ、本で・・・
この本で学んだこと
・未来は、できれば教えてほしくない。でも、大切な人とは、「もしも・・」でもいいから話しておきたいテーマ
・一期一会。別れ際は素敵な思い出作りの演出を
⭐️こちらのサイトより、お気に入りの店で購入できます
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