大人女子の心を癒す本「今宵も喫茶ドードーのキッチンで」

小説・エッセイ・評論

女性はいくつになっても仕事や人間関係にモヤってる

本のデータ

著者 標野凪 発売日 2022年5月12日 双葉社 

今宵も喫茶ドードーのキッチンで。 (双葉文庫) [ 標野 凪 ]

価格:693円
(2023/4/11 16:03時点)
感想(7件)

どんな本なの?

著者の標野凪さんは

東京都内で実際にカフェを経営しています。

住宅地の奥にひっそりと佇む、おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」。この喫茶店には、がんばっている毎日からちょっとばかり逃げ込みたくなったお客さんが、ふらりと訪れる。SNSで発信される〈ていねいな暮らし〉に振り回されたり、仕事をひとりで抱え込んだりして、疲れたからだと強ばった心を、店主そろりの料理が優しくほぐします。

(双葉社HPより)

ちゃんと辿り着けるのは、疲れた時だけ・・

泉くん<br>
泉くん

このフレーズだけで、

もうワクワクします

こがねの
こがねの

この本に辿り着いた人

同じかもよ(笑)

喫茶ドードーは店主は、
30代後半から40代前半ぐらいの
『丸首のセーターにコットンパンツ。
黒い厚手の胸当てエプロンをかけた背の高い男性。』
『髪は天然パーマ』で『黒縁メガネ』の、
そろりさんが1人でのんびり営んでいます。

樹木に囲まれた店内は、カウンター5脚のみ。キャンドルが灯っています。

ドードー』という名前、『そろりさん』という愛称も気になるところですが・・

こがねの
こがねの

それは、ぜひ、本で

見つけてくださいね!

もう、これだけで、心も体もゆっくりしたい日の読書で読みたい1冊です

物語は、コロナ禍で翻弄される30代から60代の女性たちの物語5話で構成されています。

泉くん
泉くん

世間は狭いというか・・

ちょっと繋がったりするんですよね

そこが面白いです!

今日は、その中で50代半ばの小夜子さんの話
『第三話 自分をいたわる焼きマシュマロ』に注目してみたいと思います。

大人の女性たち 誰より1番、いたわるのは『自分』だよ!

いくつもの貯蔵庫・・。それは自分の中に多様性を作ることに似ている。ひとつの役割だけにこだわらず、いくつもの自分がいればなんとかなる。小夜子が好みのものを集めてSNSにアップしていたこと、それも歩き続けるためのひとつの方法だったのだ。

(第三話 自分をいたわる焼きマシュマロ)

小夜子さんは、ショッピングセンター内にある、おしゃれ雑貨を扱う店の店長です。

コロナ禍での販売業の厳しさと、従業員のシフト問題。

そして、更年期・・・

あらゆる問題でヘトヘトに・・

こがねの
こがねの

どうして自分ばかり・・

って思ってしまう状況です

楽しみは、自分が好きなものをSNSにアップすることでしたが、

それも周りの声に振り回され、見失ってしまいます。

そんな時に、そろりさんから

自分が自分をいたわってあげなくて、誰がいたわるんですか?』の言葉と『豆乳甘酒』。

クリーミーでほのかに甘い。(中略)とろみのある液体がひんやりと喉を通っていって、優しい甘さが体に染み渡った。

(同上)
泉くん
泉くん

飲みたい!

こがねの
こがねの

ついつい周りのことを考えすぎて、
自分が後回しになってしまう世代
なのよね・・わかる

でも、自分を後回ししてきたのって

泉くん
泉くん

本当にその人たちのためですか?

自分の評価のためってことないですか?

って、そろりさんに聞かれてしまうんですよね。

こがねの
こがねの

ぎくっ!

ひとつの役割に固執するから、そこに居続けるために無理してしまう

自分の中に、いくつか居場所を作ることで、心の避難場所ができ、
心身ともに余裕が生まれるのではないかと・・

そろりさんは言います。

小夜子さん、想像以上に職場のことに一生懸命になりすぎてたことに気づかされます。

こがねの
こがねの

みなさんはいかがですか?

避難場所・・・小夜子さんの場合、SNSでした。

みなさんは、ありますか?

泉くん
泉くん

避難場所としての

ブログSNS・・
そんな役割があるんだ

こがねの
こがねの

居場所は、職場や家庭以外のリアルな場所でも良いし、

楽しい”妄想”の世界でも良いよね。

いくつか自分の『遊び場』があったら楽しいね!

泉くん
泉くん

映像の世界も

避難所にぜひ!

心がもう無理!って叫んだら、今すぐ、心の避難場所に移動しましょう!

元気になったら、また戻ってくれば良いんだから・・

さて、その後、小夜子さんはどうなったでしょうか?

そして、そのSNS・・・実は、この中の登場人物の心をざわつかせます。

こがねの
こがねの

発信することの

難しさも教わりました

続きはぜひ、本、開いてみてくださいね!

まとめ

・人のためと思ってやっていること、実は自分の評価を上げるためにやってない?

・50代後半、いたわられなくてもいい。『自分で自分をいたわろう』

今宵も喫茶ドードーのキッチンで。 (双葉文庫)

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