森沢明夫『雨あがりの川』を読んで、ネットやテレビの情報について考えた

森沢明夫

どうして、テレビやネットをずっと見て、情報収集してしまうのだろう?

こがねの
こがねの

こんにちは
今日の本はこちらです

今日の本

森沢明夫 著 雨あがりの川
『第一章 崩れゆく家族』より

いずみくん
いずみくん

ネットで芸能界ネタ
つい、見てしまいます

ネットやテレビのどうしようもない情報にも関心が持てるなら、今は幸せな状況にいる

<今日の言葉>

自分と直接関係のない情報にまで興味が持てるというのなら、つまり、その人は幸せなのだろう。満たされているのだ。

(第一章 崩れゆく家族)

みなさん、毎日、テレビやネット見てますか?

気持ちの塞ぐようなニュースもたくさんありますけどね

少し前のように、連日、どこかの為政者たちに、にらまれる朝ではなくなって、ホッとしています

(目を逸らしているとも言えますが)

一方、セクハラ、パワハラ、モラハラ・・そして不倫

ワイドショーだけでなく、普通のニュースでも時々、目にします

不愉快だなぁと思います

ただ当事者ではないので、<今日の言葉>で言うところの、『直接関係のない情報に興味を持っている』程度です

つまり、今、幸せなのでしょう(やった!)

この物語の登場人物の1人、娘の登校拒否に悩む父

世の中に溢れる情報のほとんどが『どうでもいいもの』になってしまいました

娘のことで頭がいっぱいで、関心が全く持てません

いまこの瞬間、重大な問題を抱えている人間にとっては、自分と関わりのない情報など無いに等しいのだ。

(第一章 崩れゆく家族)

確かに、問題を抱えていたり、妙に忙しかった時

(子育て中なんて、そうでしたね)

時事問題や、流行歌、記憶から飛んでいます

本でも、小説が読みづらかったりします


「情報、情報!」と、言えるときは、心配事もストレスもない幸せな状況なんだなぁ

と、この文を読んで、改めて気づかされました

今の自分の心の状況を知る
手段
とも言えますね

文句を言いながらも、世間話に興じたり、ドラマでキュンキュンできることは、実に素晴らしいこと

あ〜またドラマ見ちゃったと、罪悪感なんぞ持つことはありませんねぇ(笑)

それこそ、元気な証拠!

だからこそ、本当にテレビも見たくない、小説も読みたくないと言うときは、なんらかのサインかも

そんな時は、信頼できる人に助けを求めたいと思います

サボっているんじゃないの
幸せかどうか確認しているの・・

感想(X投稿)

たった1人をいじめてるつもりでも
こんなにも多くの人を一生苦しめることになること

単なる中学生のイジメの物語ではなく
今、大人の自分も加害者になり、苦しむ人を生み出す可能性があること

教えてくれた1冊
SNS発信、細心の注意したい

本について

本のデータ 

著 者 森沢明夫  
出版社 幻冬舎
発行日 2020年12月9日

出版社に勤める川合淳は、中学生の娘・春香がいじめをきっかけに不登校になったことに悩んでいた。さらに、妻・杏子がこの現状を打破しようと怪しげな霊能者に心酔。淳は近所の釣り好きな心理学者の千太郎に相談するが……。暗雲垂れ込める一家に「当たり前の日々」は戻るのか? 誰かの幸せを願い切に生きる人々を描いた、家族の再生物語。

(幻冬舎のホームページより)

梅雨紫陽花もキーワード
今の季節にぴったりです

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大どんでん返しが待ってます
長雨も絶対やむ日が来ます

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