原田ひ香 「まずはこれ食べて」で考えたこと

原田ひ香

大きな声でアピールして人を動かす人にも、どうやら色々な思惑があるらしい

公開日 2023年11月 1日
更新日 2024年 1月 7日

こがねの
こがねの

こんにちは

今日の本はこちらです

今日の本

原田ひ香 著  まずはこれ食べて

勇気・友情・絆・愛・約束 こんな言葉を多用する人にご用心!

いずみくん
いずみくん

皆さんの周りにもいませんか?

何かあると、張り切る人

情緒的な言葉で人を動かそうとすることが多かった。本当は思っていないのに、「勇気、友情、絆、愛、約束」などの単語を多用して、皆んなを動かしていた。

(第四話 涙の後でラーメンを食べたものでなければ)

「絆」は特に、東日本大震災の時に
よく聞きました

どの言葉も素敵な言葉だし、

人間にとって、生きていく上で大切な言葉だと思います。

しかし、何かことが起こると、ここぞと、この言葉を声高に叫ぶ人がいます。

この本の登場人物の1人もそんな人。

ある日、突然、この情熱、知らぬ間に、消えていなくなるのです

一緒に行動を共にした仲間たちは、疑問や葛藤に苦しみます。

どうしていいかわからないわよね

その人物も

ただ、先頭に立って、もてはやされ、人を動かす自分を見たかっただけで、

みんなが動き出すと、途端に冷めてしまったのです。

無責任ですよねぇ

でも、世の中には
よくあることかも

一緒に活動したり、何らかの世話を受けている人には、迷惑なことですよね。

この一文からも伺えるように

世の中、自分が良く見えることしか考えていない人もいるようです。

もちろん、本気で問題に立ち向かっている人の方が大多数ですけど

こがねの
こがねの

見極めが大事です

つまり、

愛・勇気・希望・絆・・・

これらの言葉の効力は、ここぞと言う時だけ言う人の方が信用できる(笑)

言いすぎる人は、危ない(笑)

口癖のように言う人が近づいてきたら、

距離を取りつつ、様子を見ることにしたいと思います。

そして、自分も声高に人を巻き込まない・・肝に銘じます(笑)

大きな声に惑わされない

・・これ、社会で暮らしていく中でも大事ですよね。

持続可能な範囲で取り組めることを淡々と・・・

そんなことを学んだ1冊でした。

本について

本のデータ

著者 原田ひ香  出版社 双葉社
発行日 2019年12月22日

<あらすじ>

池内胡雪は多忙なベンチャー企業で働く三十歳。不規則な生活で食事はおろそかになり、社内も散らかり放題で殺伐とした雰囲気だ。そんな状況を改善しようと、社長は会社に家政婦を雇うことに。やってきた家政婦の筧みのりは無愛想だったが、いつも心がほっとするご飯を作ってくれて――。現代社会の疲れを癒す、美味しい連作短編集。

(双葉社 公式サイトより)

悩みを抱えた社員たちは、

台所で働くみのりさんに打ち明け、

ちょっぴり味見をさせてもらって・・

こがねの
こがねの

なんだか、子供の頃、
台所で母にまとわりついた
思い出が蘇るようです

台所で話を聞いてもらって

美味しいご飯を食べて

元気になる・・・

これ、幸せなことだったんだなぁと思わせてくれる1冊です

まずはこれ食べて|COLORFUL
池内胡雪は多忙なベンチャー企業で働く三十歳。不規則な生活で食...

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