近藤史恵『マカロンはマカロン』を読んで、忘れ物について考えた

近藤史恵

過剰なお世話が本当のサービスではないらしい

こがねの
こがねの

こんにちは

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今日の本

近藤史恵 著  マカロンはマカロン
『青い果実のタルト』より

いずみくん
いずみくん

ビストロ・パ・マル
シリーズ第3巻です

今は、宿泊先やレストランで忘れ物しても電話は来ないことを知る

<今日の言葉>

忘れ物を連絡することで、喜んでくれる人は多いだろうが、連絡しなくても必要なことならば、お客さんのほうから電話をかけてくる。連絡していない人に連絡してしまった場合は、取り返しがつかないのだ。
それを考えると、たとえ忘れ物があっても連絡しないという判断の方が正しいと思えてくる。

(青い果実のタルト)

例えば、家族旅行などで、旅館やホテルに泊まった時のこと

「忘れ物したって、きっと電話がかかってきて、教えてくれるよ」

な〜んて、思ってませんか?

私は、ずっと思ってました!

ところが、このビストロ・パ・マルでも、ギャルソンの高築さんの友人の勤務しているホテルでも連絡をしないというのです

忘れ物はきちんと保管して、連絡があったら渡せるようにしておくだけ

なぜなら、必ずしも連絡して欲しい人ばかりではないから・・

この本の中では
『大人の関係』

と表現されてます(笑)

知らなかった・・・

帰る前には、必ず、忘れ物がないか、確認しようと思います

そして、忘れ物に気づいたら、すぐ電話します(笑)

どうして忘れ物したのに連絡してくれないのだろうと思うのは、甘えだったかも

自分のものですものね、責任持たなければいけませんよね

細やかなサービスというのは、ただ過剰に世話を焼くこととは根本的に違うのだと、ぼくはそのときに知った。

(同上)

時々、自分に対するサービスがなってないとクレームつけている方をお見かけします

店員さんのサービスが足りないと、怒っている場合ではありません

どうやら『過剰なお世話』が必ずしも心地よいものでは、なさそうです

サービスは、少し、放っておかれ気味ぐらいがちょうどいいのかもしれません

大人の振る舞いね!

本の感想(読書メーター投稿)

世の中が目まぐるしく変わってきたことを実感した作品

SNSや差別など、色々問題を抱えながらも、何食わぬ顔をして、今日も美味しくご飯を食べている

ある意味、人間の生命力も感じました

互いに尊重しあって生きていけたらいいね

本について

本のデータ

著 者 近藤史恵
出版社 東京創元社
発行日 2020年7月31日

下町のフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マルはカウンター七席、テーブル五つ。三舟シェフの気取らない料理が大人気。実はこのシェフ、客たちの持ち込む不可解な謎を鮮やかに解いてくれる名探偵でもあるのです。突然姿を消したパティシエが残した謎めいた言葉の意味は? おしゃれな大学教師が経験した悲しい別れの秘密とは? 絶品揃いのメニューに必ずご満足いただけます。

(東京創元社 公式サイトより)

本当の友達とは?

考えさせてくれました

ずっとシリーズを

続けて読んでいくと

色んな成長に出会えるなぁと

思わせてくれる作品です

読んでる私の成長も(笑)

マカロンはマカロン - 近藤史恵|東京創元社
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