久田恵『主婦悦子さんの予期せぬ日々』を読んで、友達について考えた

久田恵

60代以上になれば、友達減るのは当たり前 この辛さ、どうやって乗り越える?

こがねの
こがねの

こんにちは
今日の本はこちらです

今日の本

久田恵 著 主婦悦子さんの予期せぬ日々
『第五章 私たちのオムライス』より

いずみくん
いずみくん

59歳の主婦悦子さん
家族に振り回されながら、
今後の人生について
考えます

年齢を重ねると、どうして友達は減るのだろう?

<今日の言葉>

「歳をとるとそういうことがよくあるのよ」(中略)

「不意に、知り合いが消えてしまうの」

(第五章 私たちのオムライス)

友達はたくさんいますか?

私は、確実に減ってきていると思います

学生時代の友達ママ友・・・音信不通の人もたくさんいます

アラカン世代の悦子さん、夜な夜な愚痴を語っていた、智子さんと音信不通になってしまいます

そんな時、母 80代の妙さんが言った言葉が<今日の言葉>です

友達が減るのって普通のことなんですね

特に、妙さんぐらいの年齢になると、ホームに入ったり認知症の症状が出たりでよくあることだそうです

さらに続けます

「人が消えるにはわけがあるのよ。智子さんの方からあなたに連絡したければ、できるはずよね。電話も住所もあなたの方は変わっていないのだから、その意思があっても連絡できない事情なのか、連絡する意思がないのか、どっちかよねぇ

(同上)

アラカン世代なら、『距離をおきたい』ということもあるのかもしれませんね

・大人になった子供のこと

・孫がいるとかいないとか

・経済や自分の置かれた状況

やはり、若い頃は同じぐらいだったのに、あらゆる面で凸凹してくる

なんとなく、会いたくないなぁと思う気持ちありますよね

淋しいですが、受け入れなきゃいけないようです(泣)

でも、もしかしたら、新しいことを始めて、忙しいのかも・・

音信不通は『嫌い』が

理由だけじゃないかも
しれません

それだったら、

落ち込まなくても
いいわね!

きっと、縁があれば、また繋がることもあるでしょう

それまでは

自分で自分を支えるしかない(中略)他者に期待を持ったりしないで生きる。そうすれば、些細なことで動揺したり、苛立ったりしないで済む。

(第七章 離婚のご挨拶って)

とにかく自分と仲良くすること・・・

自分なら、連絡ないとか嫌われたなんて、モヤモヤすることないですものね(笑)

いいこと教えてもらいました 

友達少なくなったことを
嘆かなくてもいいですね!

感想(読書メーター投稿)

面白かったです ウンウンわかるわかるの連続!

大人になって良かったです

一番の親友は自分で、一番頼りになるのも自分

自分が『空っぽな人間』じゃあ、この先、頼りない

今日も本を読んで、パワーアップしようと思わせてくれた作品

本について

本のデータ

著 者 久田恵
出版社 潮出版
発行日 2017年9月20日(文庫版 2023年6月5日) 

家族って、誤解と勘違いの繰り返しだから――。
定年夫、老母、パラサイト息子、シングルマザーの娘、リストラ弟……、
還暦目前の主婦に巻き起こる波乱の日々……。

深刻なのに、なぜか笑えて、心に染みる。スッキリ痛快な家族小説!

(潮出版 公式サイトより)

お母さんって
いつまで経っても
お母さんなんですね

家族のゴタゴタ

どこの家でも色々あるねぇ

読んでて、楽しい1冊でした

【潮文庫】主婦 悦子さんの予期せぬ日々 | 潮出版社

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