どうして、自己啓発本の方が、小説より得るものが多いと思うのかな?
こんにちは
今日の本はこちらです
群ようこ 著 こんな感じで書いてます
『引き出しの中身』より
皆さんは自己啓発本
読みますか?
学ぶことも多いですよね
自己啓発本も太字や線のないところに欲しい情報があるかも それは、小説も同じ
<今日の言葉>
自己啓発本をぱらぱらとめくってみると、多くの場合、ところどころ太字になっていた。太字の部分のみ拾い読みすれば内容がわかるという具合なのだろうか。
(引き出しの中身)
人それぞれ、心に残る言葉は違うはずなのに、それを著者や編集者が読者に押しつけていいのか疑問である。テレビ番組を見ていて、いちいち画面に目障りなテロップが流れるのと同じである。そんなものを繰り返して見ていると、自分で考える習慣を失ってしまいそうで恐ろしい。
自己啓発本、読みますか?
私は、40代の頃は、よく読んでました
しかし、最近は、年齢も重ね、そこまで頑張る必要もなくなったようで、
ちょっと遠ざかってます
それにしても、著者の<今日の言葉>を読んで、ハッと気づかされました
自己啓発本、太字や線、いっぱいありますよね・・
そうか、親切という名の押し付けだったのかぁ・・
なるほど、なるほど
と、なんの疑問も持たず
読んでました
SNSに、感銘を受けた本として自己啓発本をあげる人はいるけど、文学書をあげる人はいない
という著者
考えてみれば、小説には、太字も線、ありませんものね
(Kindleは、みんなが感動したところに線引いてありますが・・)
でも、線はないけれど、小説も自己啓発本と同じように、作者の思いはしっかり入っているし、学ぶことも同じくらい多いです
まあ、読み飛ばせない分、それなりに時間がかかりますけどね
今の時代、それがネックなのかもしれません
一方、自己啓発本は、線のところだけ読めば、作者の思いがダイレクトに伝わります
おまけに、短時間で、たくさん学んだ気分、味わえます
そりゃ、この目まぐるしい世の中、合理的です
せっかくお金を払ったら
何か得たいものです
でも、本当に自分に必要なことが、著者の必要なことと違ったら?
読み飛ばした、『そこ』にあったら、なんとももったいなことです
あ〜危険!
密かに、考え方や感動まで操作されていたなんて、ちょっと嫌だなぁ
やはり、感動や喜びは、自分で探したいなぁと思います
もちろん、著者の気持ち(太字部分)もしっかり受け止めながらね
と言いつつ、
ブログに線や太線を入れる私
どうよ?
本について
新卒で入った広告代理店を半年で辞め、転職すること四回。本の雑誌社で経理事務として働いていたときに書評を依頼され、初めて原稿料をもらったのが二十五歳。以来、四十余年にわたり書き続けてきた著者が綴る、書きはじめの苦しみ、誹謗中傷のやり過ごし方、前期高齢者になってからの変化、そしてお金より大切なこと。
(新潮社 公式サイトより)
文筆業は、
楽しみを持つことが
いい作品につながるそうです
炊事・洗濯・掃除も
文章を書くには大事なこと
だと学びました がんばろ
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