忙しい大人こそ読んで!思いがけない結末に驚きと感動でストレス解消
どんな本なの?
編著者の桃戸ハルさんは、毎日執筆と編集に勤しむ2度寝が好きな方。
「5分後シリーズ」を数々出版されています。
元々は小中学生の「朝読書用」
大人も1駅分読書にちょうどいいですよ!
オリジナル作品や欧米の小話、文豪の作品などが、
最後は必ず「カタルシス(心の浄化作用)」がある作りになってます。
読後はやっぱり、良い方が
いいですものね!
大人が読むからこそ、もっと深いところまで気づける。
忙しい方に是非オススメしたいシリーズです。
今日は、22作品の中で、私が面白いなぁと思った2作品をご紹介したいと思います。
大人が読んでも面白い5分で読める物語、2つ
気をつけて、悪口。こっそり補聴器つけてるかもしれないよ!
耳が聞こえないと思っている嫁は、わしの悪口を言っているに決まっている。この耳が突然聞こえるようになったとしたら、どうだろう。腹黒い嫁のしっぽをつかまえてやる。老人は補聴器を買うことにしたのだ。
(補聴器)
妻を突然に亡くした男。
耳まで聞こえづらくなり、頑固になりました。
同居する息子家族は、何やら楽しそう。
きっとわしの悪口を言っているに決まっている・・
家族から自ら孤立していきます。
耳が聞こえないって
心まで壊してしまうのね
若者もマスク生活の時、
相手の声が聞こえづらくて・・
と、言う思いをしましたっけ。
さて、この「老人」さん。
補聴器を買いに行きます。
家族が一体どんな悪口を言っているのか、こっそり聞いてやろうと。
補聴器つけるのに
「盗聴器をしかけたスパイ」
気分って、ちょっとステキな発想・・
こっそり補聴器のお試し用をレンタルをして家に帰りますが・・
どうなったでしょう?
もしかして、身の回りにもそんな人がいるかもしれませんよ。
悪口にはくれぐれもご注意を。
今こそ、この言葉、本当に伝えたい。いろんな人たちに・・
世の中には土地のことでケンカするより、もっと面白いことがたくさんある。どうだね。これからはケンカをやめて、仲良くしようじゃないか。
(侵入者たち)
男の祖父が小地主から無理矢理取り上げた山。
孫の代になっても、男と小地主、両家の争いは続いていました。
そんな中、両家のいがみ合う2人、山の中で、どちらも倒木の下敷きになってしまいます。
そして気づきます。
もうこんな戦いをやめようと。
奪い奪われる関係って辛いですよね
しかし、孫の代・・となると、
なぜ戦っているのかよくわからなくなっている
のも事実よね。
さて、この2人はどうなったでしょうか?
今、あちらこちらで領土の問題で争いがおきています。
この物語と同じ状況かもしれません。
確かに、領土の争いより、協力し合ったら、きっと、もっと面白いことたくさんできるのにな。
世の中、国同士の争いがなくなりますように!
この本から学んだこと <まとめ>
・補聴器はスパイ道具の一種?つけるの躊躇するけど、一つの選択肢。悪口は言わないに越したことはない
・世の中には、土地のことで争うよりもっと面白いものがある。平和であれ!
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