『自分の嫌な部分も見方によっては、魅力の1つ』と伝えるのは大人の役目
公開日 2023年2月28日
更新日 2023年7月7日
どんな絵本なの?
春の森で、動物たちがお互いをぎゅとしながら挨拶をしています。でも、ハリネズミくんはそれができません。とげとげしたハリが嫌いでした。けれど、あるきっかけから「嫌い」を「好き」に変えるため、自ら動き始めます。それは「おくりもの」のかたちになって巡っていきます。
(絵本ナビのHPより)
透明水彩がの動物がかわいいです
心も温まりますよ!
「自分の嫌な部分も見方によっては、魅力の1つ」がテーマの絵本です。
自分の短所はどう活かせるかしら?
活かせる場所はどこかしら?
そんなことを考えるきっかけになる1冊です。
さらに、大人としては、1歩進めて、
自分の短所を悩む人に前向きな声をかける人になるには、どうしたら良いかしら?
この本のクマさんのようにね!
今日は、そんなことを考えてみたいと思います。
優しい言葉かけが、人をコンプレックスから抜け出すきっかけになる
自分の短所や明るい失敗談は誰かの心を救うことがある
ハリネズミくんは じぶんのハリが きらいでした。
(同上)
「もうちょっと ふわふわだったら いいのにな」
友達と
・おやつを隣で食べることができない
・遊ぶことができない
・ハグすることができない
それは、ハリネズミくんには尖ったハリがあるから・・
近づくと痛いから・・
と、言われてしまうんですよね
自分では、どうすることも
できないことを言われることほど
つらいことはないわね。
しょんぼりするハリネズミくんの隣にクマさんが座ってこう言います。
「ぼくも からだが おおきすぎて いやだなとおもうことがあるよ。」
(同上)
みんなも短所があるんだなぁと知ることは、「自分だけではないと」勇気づけられますよね。
時々は、自分の短所の
話をするのも、誰かを
元気付けるかも・・?
面白い失敗談なら、なお良いですよね(笑)
短所は長所。だからこそ、できることがあることを伝えよう
さて、このクマさん。
「でも おおきいから できることも あるんだ」
(同上)
大きな体を生かして、ハリネズミくんを高い木の枝に乗せました。
いつもの森がまた違った世界に見え、感動したハリネズミくん。
クマくんがいなかったら、
決して見えなかった世界ですよね
「ぼくの ハリにも できることが あるのかな?」
(同上)
そんなことを思えるようになります。
その後、そのハリを活かして、みんなを喜ばせ、またみんなに喜ばせてもらいます。
続きはぜひ本で(笑)
良いですよね、喜びが循環しています。
クマさんの思いがけない言動が、多くの動物たちを幸せにしました。
まさに題名の「おくりもの」
リアルな物だけではないと
気づかされます。
多くの人に「優しい言葉」をかけたいものです。
特に、中高年は、若者が前に進めるような励ましと優しい言葉。
世の中にたくさん残していきましょうね。
次世代へのプレゼント🎁
まとめ
・時にコンプレックスは、誰かを勇気づけることもある。失敗談を面白おかしく話してみよう
・若者のコンプレックス克服には、中高年の明るい励ましと優しい言葉。世の中に残すプレゼント!
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