お葬式でどう声をかけたらいいか迷います
こんにちは
今日の本はこちらです
標野 凪 著
こんな日は喫茶ドードーで雨宿り。
<第二話 傷つかないポタージュ>より
誰かの言葉に
傷ついた時、言い返せますか?
何を言っても、どう振る舞っても人それぞれ。正解はわかりません
その方たちって、本当にあなたの味方なんでしょうか。自分たちの価値観を押し付けて、良いことしている気分に浸っているだけのようにぼくには聞こえたんです。
(第二話 傷つかないポタージュ)
良かれと思って言ったことが、かえって相手を傷つけてたなんてことがありませんか?
相手から指摘された時は、まだ良いのですが・・
黙って笑顔で返された時は要注意だなぁ
と、この文章を読んで思いました
多分、そういう時って、言っている本人が『親切な私』に酔っているのが見え見えなんでしょうね(笑)
だから、ムカつく(笑)
年齢を重ねるごとに、悲しみの席に伺うことが多くなりました
どう言葉をかけるのが正解か、未だわかりません
今よりずっと若い頃、「話しなら聞くよ」と言ってたことがありました
それ不愉快だったみたいです
そうなのです
互いの環境や置かれている状況、健康状態、言葉に対する意識・・などなど
ありとあらゆる条件で良くも悪くもなるから、難しいのです
特に悲しみに暮れている時は、普段のその人とは違います
最近は、
「大変だったわね」
「お身体気をつけてね」
と言うぐらいに留めておくようになりました
でも、ムッとしている方は
いるんだろうな〜
でもまだ、お葬式の席は、定型の言葉でも許されます
しかし、この物語では、父の葬儀後、友人の展覧会会場でのこと
みんなにかけられた
「辛い時は泣いても良いんだよ」的な言葉に傷つきます。
なんでだろう?
よく聞く言葉ですよね
気を遣われるより、いつも通りに振る舞って欲しかったと言います
でも、正直、これも人によって
ハァ〜難しい!
不愉快だと言われたら
素直に謝る・・ですね
これはもう受け取り側の精神状態や美学次第!
ならば、50代以上は、どう声をかけられようと、にこやかに対処する術をつけるしかありません
ま、いずれにせよ、しつこくするのはNGだと思いますが・・
店主の人は、こう言います。
嫌だと思った気持ちを誤魔化さないことです。それを言葉にして発するかどうかはその次です
(同上)
たとえ、にこやかに対応したとしても、自分の気持ちは誤魔化さない
心の中で舌打ちしたっていい(笑)
でも、相手も悩みながら声をかけているのだと、胸の内を想像することができたら、人生上級者かも☺️
頑張ってみます!
思わず疎遠になった
人たちを思い浮かべて
しまうわね
あ〜恥ずかしい!
本について
おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」には、毎日をがんばり過ぎたお客さんがふらりと訪れる。心が雨の日は、あなたも喫茶ドードーで雨宿りしていきませんか? 店主が腕によりをかけて作った「あなたの悩みに効くメニュー」をご用意して、今宵もお待ちしております。美味しい料理に心がほぐれる連作短編集、シリーズ第二弾!
(双葉社のHPより)
喫茶ドードーについては、
お手数ですが、前回の記事を
お読みください
1作目からの登場人物もいますが
この本から読み始めても楽しめます
誰もが平穏な日常を
送れるまで、見守ってくれる
カフェの物語
優しい気持ちになります
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