標野凪「こんな日は喫茶ドードーで雨宿り。」で考えたこと

標野凪

人間、ありきたりな言葉なのに傷つくときがある

公開日 2023年4月17日
更新日 2024年1月16日

こがねの
こがねの

こんにちは
今日の本はこちらです

今日の本

標野 凪 こんな日は喫茶ドードーで雨宿り。

誰かの言葉に
傷ついた時、言い返せますか?

親切でありがたい言葉なのに傷つくのには訳がある

良かれと思って言ったことが、人を傷つけることって、生きていれば何度も経験しますよね。

そんなつもりじゃ
なかったんだけど

互いの環境や置かれている状況、健康状態、言葉に対する意識・・などなど

ありとあらゆる条件で良くも悪くもなるので、難しいところです。

幾つになってもね!

この物語でも父の死後、みんなにかけられた

辛い時は泣いても良いんだよ」的な言葉に傷つきます。

なんでだろう?
よく聞く言葉ですよね

その方たちって、本当にあなたの味方なんでしょうか。自分たちの価値観を押し付けて、良いことしている気分に浸っているだけのようにぼくには聞こえたんです。

(第二話 傷つかないポタージュ)

なるほど、そういう気持ちって伝わるんですね。

相手に対して、『親切な私ってどうよ』みたいな気持ちが距離感を作ってしまう。

思わず疎遠になった
人たちを思い浮かべて
しまうわね

あ〜恥ずかしい!

時に、何事もなかったように、いつも通りに振る舞える技量も必要

なようです。

でも、一方で、やはりそういう言葉を待っている人もいます。

う〜ん人それぞれですね。

それを見分けるのは、ホント難しい。

嫌だと思った気持ちを誤魔化さないことです。それを言葉にして発するかどうかはその次で

(同上)

親切で言ってくれているんだからと、無理に相手に合わせなくていい。

自分が嫌だなぁと思っている気持ちを受け止めること

また、自分が他人に言ってはいけない言葉として心の片隅にしまっておくこと

心に留めておきます

しかし、「傷ついた」ことを相手に伝えるのは別だと言います。

傷付きの連鎖が起こってしまいますものね。

それができたら大人!

私自身、まだまだ修行が必要なようです。

店主のソロリさんのように、穏やかな距離感が取れる人になりたいものです。

本について

本のデータ

著 者 標野凪 
出版社 双葉社
発売日 2023年3月1日  

おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」には、毎日をがんばり過ぎたお客さんがふらりと訪れる。心が雨の日は、あなたも喫茶ドードーで雨宿りしていきませんか? 店主が腕によりをかけて作った「あなたの悩みに効くメニュー」をご用意して、今宵もお待ちしております。美味しい料理に心がほぐれる連作短編集、シリーズ第二弾!

(双葉社のHPより)
泉くん
泉くん

喫茶ドードーについては、

お手数ですが、前回の記事

お読みください

1作目からの登場人物もいますが
この本から読み始めても楽しめます

誰もが平穏な日常を
送れるまで、見守ってくれる
カフェの物語

優しい気持ちになります

この喫茶ドードーの店主『そろりさん』の思い

地球を救うことは容易ではない。もちろん人を救うことも、だ。でもできることをしたい。

(第五話 春一番のコトダマ)

連日のニュースでは、地球上が、なんだか、わちゃわちゃしている今だから

この本の存在がありがたいと思います

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