今まで当たり前に使ってた言葉、それ今は差別発言かも
どんな本なの?
本について
銀座の文房具店「四宝堂」は絵葉書や便せんなど、思わず誰かにプレゼントしたくなる文房具を豊富に取り揃える、知る人ぞ知る名店だ。
店主を務めるのは、どこかミステリアスな青年・宝田硯。硯のもとには、今日も様々な悩みを抱えたお客が訪れる――。
クラスメイトにいじられ浮いていると悩む少女に、定年を迎え一人寂しく退職していくサラリーマンなど。モヤモヤを抱えた人々の心が、あたたかな店主の言葉でじんわり解きほぐされていく。いつまでも涙が止まらない、感動の物語第2弾。喫茶店『ほゝづゑ』の看板娘・幼馴染みの良子と硯の出会いのエピソードも収録!
(小学館公式サイトより)
ハートウォーミング系の物語です
読後も爽やかです
主人公の年齢層も色々なので、老若男女楽しめる物語になってます
文房具の商品名も具体的なので、文房具屋さんにお出かけする楽しみが増えるおまけつきです。
文房具屋さんの帰りに
本屋さんもね!
感想
世の中には、差別が溢れている
家庭環境・学歴・利き手・肌の色 言われてはじめて気づくものばかり
何気ないところにある差別 知らぬ間に傷つけたかも
当事者は言ってはくれないから、本や映画等にたくさん触れて知ろうと思った
(下の鳥さんマークから遊びに来てくださいね)
実にカラッとした表現で
描かれてます。
だから余計身に染みます
この本で学んだこと
世の中、多様化に合わせ変化していることに、まだ気づいていなかったと愕然とする
家庭環境は様々だから、名前は下の名前で呼ぶ
この本では、本人は悪気がない一言が、思いもよらない差別につながることに気付かされます。
もしかしたら、誰かを
傷つけているかも・・
例えば、今、学校では、下の名前で呼ぶそうです。
私たちの時代では、
○○くん、○○さんでしたよね
「だって、苗字は親の都合で変わることもあるでしょう?それに両親が外国の人だったりすると難しい苗字だったりして呼びにくかったり、国によっては苗字がなかったり。なので、最近は先生も下の名前で呼ぶ人が多いんです」
(ハサミ)
確かに〜
と、唸ってしまいました
他の物語では、片親だったり、祖父が育てていることを揶揄する場面が出てきます。
そうした配慮が必要な時代なんだと感じさせられます。
肌色ってなんだろう
幼稚園の頃、顔や手の色は、「はだいろ」を塗ると教えられました。
なんの疑問も持たなかったわね
物語では、黒人のハーフの子が、「はだいろ」という色に疑問をもち、「やきたらこ」色と命名する話があります。
『はだいろ』という表現を取りやめる動きがおきまして、『うすだいだい』もしくは『ペールオレンジ』と表記するようになりました。
(色鉛筆)
2000年ごろから変わったようですね。
もう23年前のことなんですね。
まだ『肌色』と言う言葉、使ってました
中高年の皆さん、どうですか?
世の中も多様化になりましたね。
思いもよらない、差別発言をしてしまう可能性があること、肝に銘じたいと思います。
それでも傷つけてしまったら、
『素直に謝ること』
心がけたいですね
コメント