標野凪『桜の木が見守るキャフェ』を読んで、定年後やりたいことが見つからない時のことを考えた

標野凪

何をやっても続かないし、何をして良いのかわかりません

こがねの
こがねの

こんにちは
今日の本はこちらです

今日の本

標野凪 著 『桜の木が見守るキャフェ』
<第二章 葉桜>より

いずみくん
いずみくん

今も続けていることは
ありますか?

日々の日課を丁寧に行なえば、少なくとも健康は手に入る

<今日のことば>

花の命は結構長い。人生も長い。だから、ゆっくり行けばいい。そうやっているうち、いつの間にか気づかないうちに何かにつながっていく。続けていくこととは、そういうものなのだから。

(第二章 葉桜)

アラカンともなると、なんとなく先も見えてくるような気がします

何かを始めるにしても、いつまで続けられるのやら・・と、思ったり

この物語の主人公、山桜

樹齢100年以上

人生の先輩「人生は意外と長い」と言います

平均寿命考えても20年以上・・・

まだベテランの域に
到達しそうな時間が
残されてます☺️

そう言われると、新たに何かモノにしようと、探し始めてしまうのですが・・

この物語では、まずは『与えられたことを迷うことなく粛々とこなせ』と言います

新しいことだけではなく、今していることの中にも、

・プロの域を目指せたり

・誰かの役に立つことだったり

・自分を豊かな気持ちにしてくれたり

するものに繋がる行動があるというのです

もちろん、やってみたいと思うことを始めてみるのも素敵なことです

だからと言って、無理に焦らなくてもいいんじゃないか

目にみえる成長などなくとも、一日いちにちを積み重ねている、それこそが人生を歩むこと

(同上)

ということは、今やっている料理や掃除だって、ベテランの域になる可能性大

家事代行って、3時間で1万円ですって
自分でやったら、立派な副業ね!

今やっていることを丁寧に取り組んでいく

それが何に繋がっていくかどうかは、定かではありません

もしかしたら
繋がらないかもしれない😣

でも、生活ってそんなものかなぁとも思います

部屋がキレイになったり、美味しいものが食べられたり・・

それらは、少なくとも健康な老後に、つながっています

うん、それで十分!

まあ、本音を言えば、お金につながるといいんですけどね(笑)

一人で頑張らないで、
周りに手を貸してもらうことも必要
と、本の中で何度も語られてます

感想(読書メーター投稿)

著者の作品は、色んな喫茶店に出会えるから嬉しいです
今回は、和カフェ
カフェ経営はさることながら、カフェに関わる人たちの業種も様々な試行錯誤があること知りました
でも、この試行錯誤こそ、『相手を想うということ』
自分の利益追求の成功よりも、誰かを楽しませようと考えているうちになんか形になっているの方が幸せだね

本について

本のデータ

著 者 標野凪
出版社 文藝春秋
発行日 2024年4月20日

満開の桜も素晴らしいけれど、散り際にも楽しみはある――。

庭にヤマザクラの大きな古木がある〈キャフェ チェリー・ブラッサム〉。祖母と母から受け継いできた洋館で、緋桜(ひお)は、季節の和菓子と茶を提供している。

桜の木は、今日もゆったり、行きかう人々を眺めながら、各々が抱える悩みや秘めた思いに耳を傾け、静かに寄り添う。

四季の移ろいと人々の交流を、優しくゆったりと描く再生の物語。

(文藝春秋公式サイトより一部抜粋)

素敵な言葉がたくさん
散りばめられた作品
業界裏話も面白い

樹齢100年越えの山桜
彼女の目を通して語られる物語
『生』の喜びや苦しみ
アラカン世代には心沁みます

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