老いては子に従えは過去の話。自分のことは自分でする時代に!
公開日 2022年11月1日
更新日 2023年5月29日
どんな本なの
2DK男2人暮らし 食費、月3万円也。これは、筧史朗(弁護士)と矢吹賢二(美容師)の「食生活」をめぐる物語です。
(講談社の公式サイトより)
今回のメニューは…明太釜玉カルボそうめん、鶏肉と秋野菜のオリーブオイル蒸し、さつまいものバターしょうゆ煮、鍋焼きうどん、ぶりしゃぶ、マラサダ、チキンカツなど。
テレビでも映画でもご覧になった方、たくさんいらっしゃると思います。
2人の軽妙なやり取りと美味しいご飯は、いつも幸せな気分にしてくれますよね。
主人公のお二人も50代半ば。
まだまだ穏やかな生活が続いています。
料理は、もちろん、年相応のヘルシーさ(笑)
参考になります
そして、少しずつ、『老い」が話題に上がるようになってきました。
コミックとして、お料理本として楽しめる作品。おすすめの1冊です。
ほんと、お得です!
男性の料理本としても
さて、今日はこの中から『#154』より、親と自分の終活について考えてみたいと思います。
終活してますか?
今、流行ってますよね
終活に力を入れすぎて、今、生きていること忘れてませんか?
でも帰り見送ってくれる時 二人とも歩くのずいぶん遅くなってたなあ(シロさん)
いや〜んわかる!!うちの母ちゃんも今日帰った時 前よりもっと歩くの大変そうになってた!!(ケンジ)
(#154)
それぞれ、親の老いに気づいた瞬間を話しています。
親の老いってびっくりします
なんかちょっとした動きで
感じるものなんですよね
当たり前なのに、ああ、親って、年取るんだぁって。
何だか別人を見ているような・・・
体が弱ってきてるから 余計に(美容室の仕事)やめられないのよ
(同上)
これで引退しちゃったら お母ちゃん生きる気力無くなっちゃいそうで(ケンジ)
無理はさせたくないけど
気力まで奪いたくない
子供なら誰でも悩みますよね
親の引き際について、ケンジさんも考えているようです。
親が現役で働いていなくても、自動車の運転免許更新や住宅のことなど、どう引導を渡すか子供にとっては、頭の痛い問題です。
一方、シロさんもケンジさんも50代。
自分たちにも老いが来ていることに気づいてます。
徐々に二人の関係性を含め、老いへの準備を考えはじめます。
親の老いていく姿は、自分の未来。将来に備えるるための大切な時間。
親から学ぶことって、まだまだあるのね。ありがたい存在!
それにしても、中高年の親の世代は、子供の世話になることを前提に生きてきた世代であることに気付かされます。
それに引き換え、私たち世代・・・
老前整理だの終活だの・・・「自分のことは自分で」が当たり前の風潮に。
ほんと、一生、頑張り屋さんで
いなければいけないなんてねぇ
お疲れ!私たち、中高年世代!
さて、次は自分。
どう、引導を渡してもらうか・・・
いや、どのタイミングかを自分で決めている人も多いのではないのでしょうか?
白髪染やめるタイミング
仕事をやめるタイミング
いつも考えてます
どうせなら、かっこいい生き様見せて、後世のお役に立ちたいものだなぁと思います。
でも、なんとなく
最期のことばかり考えてませんか?
迷惑かけないようにと。
しかし、実際には、本当に本当の最後は、自分では何にもできません。
気持ちよく手を貸してもらえるよう、良い人間関係築くことも忘れないようにしたいものです。
それには、最期に思いを馳せる時間より、今、生きていることを存分に楽しむことに時間を割く。
そんなことを感じた1冊でした。
終活は、
ほどほどにしよっと。
まとめ
・親から学ぶ老い、子供に教える老い。どうせならステキに老いた姿を見せたい
・年齢を重ねたら、緩やかな人間関係を大事にする。そのためには終活はほどほどに
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