青山美智子『月曜日の抹茶カフェ』を読んで、運について考えた

青山美智子

もう、どうして今日は運が悪いんだろうと思う日あるんだろう?

こがねの
こがねの

こんにちは
今日の本はこちらです

今日の本

青山美智子 著 月曜日の抹茶カフェ
『1 月曜日の抹茶カフェ(睦月・東京)』より

いずみくん
いずみくん

みなさんは運がいい方ですか?
それとも・・・

うまくいかなかったのは、事前の準備や確認を怠ったから

<今日の言葉>

「・・・・それは、ツイてないというよりは」
「え?」
ただのドジなんと違いますか

(10  カンガルーが待ってる(神無月・京都))

運がいいとか悪いとか・・・

その日1日の時から、自分の人生、丸ごとまで

全て運のせいにしてしまいたくなる日がありませんか?

全部、少しずつタイミングが

ずれていく時ってありますよね

主人公の美穂さんも、ついていない1日を過ごしたようです

それもこれも初詣をしていないからじゃないかって、言い始めて・・

そんな美穂さんに抹茶カフェの若旦那に言った言葉が、<今日の言葉>です

つまり、それらはみんな

事前の準備や確認を怠らなかったり、注意深く行動すれば起こらなかったこと

・シフトの間違い→日程表の確認

・ジャケットを買いそびれた→お金を準備して、時間をとって買いに行けばよかった

・ケチャップこぼした→注意が足りなかった

確かにそう考えると、

運の悪いと思える状況、

かなり減りますねぇ(笑)

どうやら『運のいい私』でいるためには、準備と注意が必要なようです

なるほど!運じゃなくて、必然!

しかし、どんなに準備しようと、注意を払っても、他人が絡むとうまくいかない日もありますよね?

定休日調べて行ったのに、

臨時休業だったとか・・

でも、そのおかげで、面白いことに出会えることあると言います

それこそが『ご縁』と呼ばれるもの

それはちゃんと身になっているし、経験が何かしらの形で次につながるかもしれないだろ。

(同上)

決して、運が悪いのではなく、相応しい方に導かれただけ・・・

導かれた場所で、目一杯、できれば楽しんで、体験してしまえばいいのだと言います

(楽しんでしまう)ノリの良さと運の良さは比例する

(同上)

とは、マスターの格言

どんなことも楽しんでしまえば、いいご縁と結ばれる

そうそう、運が悪いんじゃなくて、それもこれも何かのご縁

そう考えれば、
これはこれで楽しいかも
これからは落ち込みません!

感想

たまたま来た人が、なんとなく緩く繋がったことで、一歩踏みだすきっかけになるってステキ

やはり、行動を起こしたり、人と出会ったりすることで、人生っていい方向に動き出すんだなぁと、思わせてくれた作品

そのためには、準備と確認も怠らないようにしなくっちゃね

本について

本のデータ

著 者 青山美智子
出版社 宝島社  
発売日 2021年9月9日 

川沿いの桜並木のそばに佇む喫茶店「マーブル・カフェ」。
その「マーブル・カフェ」が定休日の月曜日に、一度だけ「抹茶カフェ」を開くことに。

人は知らず知らずのうちに、誰かの背中を押していることに気づく
一杯の抹茶から始まる、東京と京都をつなぐ12ヵ月の心癒やされるストーリー

(宝島社 公式サイトより一部抜粋)

今回の舞台は東京京都 です
『木曜日にはココアを』の続編です

もちろん読んでなくても楽しめます

この先の青山美智子作品に

つながる人もいます

再会、嬉しいですよ!

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