肩書き、お役目返上した時、また新しい人生が始まる。しがみついていたらもったいない!
どんな本なの?
スティーブ・ジョブズも心酔した禅的思想
心軽く人生を歩み出そう次々に発売されるスマートフォン、パソコン、自動車、高級時計、最新家電、ブランド品……。
便利さと華やかさを基準に豊かさを測れば、現代は最高に豊かな時代と言えるでしょう。
それらは、あなたにとって本当に必要でしょうか?[持つ]ことは苦悩の始まりです。
(コスミックストア 公式サイトより一部抜粋)
すべてを捨て去ることできないかもしれませんが、禅的思想で苦悩をやわらげていきましょう。
この本は、2016年6月「持たないという幸せー45のルールづくり」(海竜社)を一部加筆、修正したものです
現代人は「持ちすぎる」から
生きるのが大変なんだそうです。
皆さん、思い当たることありますか?
・お金や必要なものは、たくさんあった方がいい
・情報はたくさんあった方がいい
だって選択肢がそれだけ増えるから・・それこそ勝ち組!
だけど、なんだか幸せじゃないんだな
幸せにつながるはずだった(ものや情報を)持つことが、今や逆に執着や不安、悩みといった「苦」をもたらしているというのがこの時代の実相です。
(はじめに)
コロナ禍の中で、情報が多すぎて、何が正しいのかわからず、不安に苛まれた日
トイレットペーパーなど、あるのにまだ欲しくなったあの日
つい最近、そんな日々を経験しました。
確かに知らなかったら
もっと心穏やかな日々だったかも
心地よい暮らし、生き方は『過不足がないこと」がちょうどいい
と、著者は言います。
どうしても不足に目が行きがちですが・・
そんな私と同じ方に、「もう十分あるよ」と教えてくれる一冊です。
もちろん、モノや情報だけではなく、人間関係・仕事・考え方に至るまで・・
45のルールから、『十分あることの幸せ』を探してみませんか?
今日は、中高年がしがみつきたくなる「肩書きや立場、役割」について。
アラカン世代は、社会的立場が大きく変わる時です。
部下や我が子たち、少し今までとは、態度が違って、がっかり・・ってことありませんか?
あんなにお母さんお母さんって
いってたのにね〜
禅の教えだと、その気持ち、どう整理するのでしょう?
生まれた時は、肩書きがなかった。命があればなんでもできる。人生2周目も気張って参りましょう
後からついてきたものは剥がれていくことがある。肩書などはその最たるモノでしょう。
(38 元々、みんな何も持たずに生まれてきた)
現役を引退すれば、役員であろうが、社長であろうが、その時点で綺麗さっぱり無くなってしまいます。
社長や役員ではなくても、例えば、夫や妻、父親や母親・・・
私たちはその立場を生きることになります。
しかし、中高年ともなると、
・退職すれば、役職や会社という後ろ盾をなくす
・子どもが巣立てば、親という責任がかなり減る
そんな時を身をもって体験している時期ではないでしょうか?
大変だけど、責任があることって
幸せだったり、喜びだったりするのよね
あんなに「あ〜煩わしい!」と思っていたのに、解放されてみると、
悲しかったり、寂しかったり、切なかったり・・
よ〜くわかります!
でも、著者はこう言います。
誤解を怖れずにいえば、それがなくなったことは、縛りや枠から心が、魂が自由になったことでもあるのです。
(同上)
命がリセットされたといってもいいかもしれません。そこには無尽蔵の可能性があります。
確かに生まれた時は、社長でも会長でもお母さんでもありませんでした(笑)
全て後からついてきたもの
なんですね
身、一つで生まれてきたんですものね
命さえあったらさまざまな可能性に挑戦できるのです。何も持たないという、命本来の姿で第一歩から歩み始めたらいい。
(同上)
まさに、アラカン世代は、あらゆる役割から解放された時。
若い頃のお役御免になっても、まだまだ新しい可能性に挑戦できる体力気力はあります。
今まで頑張ってきたご褒美です♪
みんながみんな、役職からの解放を手放しで喜べないかもしれません。
でも、少しだけ落ち込んだといっても、まだまだ再スタートは切れます!
次の60年(笑)に向けて
今度は、周りの景色をゆっくり見ながら
共に歩いて参りましょう!
まとめ
・役職定年や定年、子どもの巣立ちは、次のステージを迎えるための卒業証書
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