人生の経験値を上げるには?「リカバリー・カバヒコ」で学ぶ

青山美智子

自分や子供の向き不向き、根拠なく決めてませんか?

本のデータ 

著者 青山美智子  出版社 光文社
発行日 2023年9月21日
ページ数 196ページ(約4時間)

どんな本なの?

本について

新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。近くの日の出公園にある古びたカバの遊具・カバヒコには、自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復するという都市伝説がある。人呼んで、”リカバリー・カバヒコ”。
アドヴァンス・ヒルに住まう人々は、それぞれの悩みをカバヒコに打ち明ける。急な成績不振に悩む高校生、ママ友たちに馴染めない元アパレル店員、駅伝が嫌でケガをしたと嘘をついた小学生、ストレスからの不調で休職中の女性、母との関係がこじれたままの雑誌編集長……

(光文社 公式サイトより)
いずみくん
いずみくん

カバ・・だけにね!

待望の青山美智子さんの新刊です。

今回も裏切らない、どれも読んで、心が温まるお話ばかりです。

特に、今回は、耳が聞こえづらくなったり、老眼だったり、謎の体の痛みだったりと・・

中高年にはあるある症状が多く出てきます

こがねの
こがねの

著者の経験かしら?
読むと、一人だけじゃないと、
元気もらえますよ

ぜひ、読んで見てくださいね

感想

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リカバリー・カバヒコに、みんながお願いしたことって、もしかして著者自身の身に起きたこと?なかなか、人には言えない心や体の不調。合点がいった。私にとって、この本がカバヒコだった。悩みは案外、みな共通なのかもね!

こがねの
こがねの

ただいるだけで安心する存在
皆さんにもいますか?

この本で学んだこと

最近、何かチャレンジしましたか?

いずみくん
いずみくん

やったことがないこと
進んでチャレンジする方ですか?

年齢を重ねると、なんとなく、自分ができるかどうか想像がつくようになります。

そして、身近な人のもなぜか、向いているかどうか、わかるような気がします(笑)

第4話の『勇哉の足』では、小4の勇哉
苦手な駅伝大会の選手決めのくじ引き、嘘をついて、外してもらいます。

そんな中、当たったのは、勇哉よりも足の遅いスグル君

いずみくん
いずみくん

みんなが迷惑そうにする中で
一生懸命取り組みます

なぜ、遅いとわかっていて、引き受けたのでしょう?

スグル君はこう言います。

駅伝、やったことないからさ。おれに番が回ってきたから、まずはやってみるっている、それだけ。もしかしたら楽しいかもしれないし、やっぱりすごくつらいだけかもしれないし、でもそれってやらないとわかんないじゃん

(第4話 勇哉の足)
こがねの
こがねの

向き不向きは、
一度経験してから
決めることなのよね

いずみくん
いずみくん

やったことないのに
最初から決めつけちゃうことも・・

何事も経験する前からダメ出ししない。自分にも他人にも

運動は健康に良いからと言われても、なかなか実行できなかったり・・

新しいお店ができても、「どうせ若い人向けでしょ」と入らなかったり・・

こがねの
こがねの

中高年になると、数々の経験から
なんかわかった気がしてしまうんですよね

最も問題なのが、先回りして人に「やめておきなさい」と経験さえ、させなくなってしまうこと

こがねの
こがねの

特に我が子。いくつになっても
失敗させたくないですよね

何が好きで、何が苦手で、何が楽しくて、何がつらいのか、試しながら覚えていくんだ。

(同上)

そうそう、失敗しないと、自分の楽しいもの見つけられませんよね。

いずみくん
いずみくん

見守っていただければ・・

確かに、せっかく生まれてきたのだから、たくさんの経験して欲しい。

こがねの
こがねの

ヤキモキしながらも
見守りましょう!

そして、私たち。

なかなか経験も増えてきたので、今更・・
とは、思いますが、

まだまだ経験していないこと、世の中にはたくさんあります。

せめて、お誘いがあった時は、『一度は、乗ってみる』

これだけでも随分、彩のある人生なるような気がします。

こがねの
こがねの

お互い、体に無理がない程度に
まだまだ楽しみましょう!

リカバリー・カバヒコ 青山美智子 | フィクション、文芸 | 光文社
大丈夫。私たちはきっと、リカバリーできる。

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